2021-01-01から1年間の記事一覧
昨日のエントリで予告したわかりにくい文章の例として、 今回は、能動態と受動態が混在しているケースを取り上げてみたいと思います。 まず、翻訳をしていて自分がつい書いてしまうわかりにくい文章に、次のようなものがあります。 「メディアがワークスペー…
昨日のエントリは途中までしか書けなかったので、その続きを書きます。 次のような文章でした。 「従業員はこのソリューションを使うことで、チーム内のコミュニケーションやコラボレーションを促進し、作業効率が飛躍的に向上します。」 この文章は、何とな…
文章を読みやすくするには、視点を統一して書く必要があります。 全体的な視点はもちろん、一文の中でも視点が統一されていないと読み手は混乱します。 例えば、次のような文章はどうでしょう。 「従業員はこのソリューションを使うことで、チーム内のコミュ…
文章においてインプットとアウトプットと言えば、読むことと書くことになります。 翻訳の質を高めるにはこの両方を常に意識してトレーニングを積んでいかなくてはなりません。 私は、インプットは日頃からやっていますが、アウトプット、つまり書くことはこ…
一読してわかりやすい文章というのは、メリハリのある文章だと思います。 文章にメリハリをつけるにはどうすればいいか。 その答えは、接続詞と機能語をうまく活用すること、と言えるのではないでしょうか。 「しかし」「一方」「ところが」「したがって」な…
納品した後に自分の訳文を読み直すことは、なかなか勇気のいることだと思います。 上手く訳せている箇所はあるものの、たいてい目に付くのは下手な箇所です。 読んでいて突っかかる、 文末が単調、 修飾関係が不明瞭、 論理が自然に流れていない(全体として…
前回の記事で、文章を書くことを習慣にしなければ、と書いたにもかかわらず、 あれから2週間もブログを書かずじまいでした。 今月は仕事が忙しかったので、ブログに手を回す時間がなかった、と言い訳しておきます。 さて、文章を書くことを習慣にしなければ…
文章力を向上させるには、文章をたくさん書くしかないらしい。 当然といえば当然ですね。 文章を繰り返し書き続けることでしか文章力はつかないと、ある本に書いてありました。 まさに継続は力なりですが、私は疲れやすくて何かを始めてもなかなか継続しない…
翻訳のスピードと一口に言っても、仕事の遅速にはいろいろな要素が絡んできます。 英和翻訳の場合だと、英語を読むスピード、不明点を調べるスピード、的確な日本語を書くスピードなど。 私はなかなか翻訳のスピードが上がりません。 今日も取引先からはっぱ…
知能指数を表す言葉はIQですが、似て非なる概念を表すEQという言葉があります。
DXの推進が叫ばれるようになってから、どのくらい経つでしょうか。
ITコンテンツの翻訳を仕事にしている以上、テクノロジー関連の専門用語は理解している必要があります。 そこで、ブロックチェーンという用語について、自分の知識を整理する意味も兼ねて説明してみようと思います。
ここ数年、世界中で脱炭素の動きが加速しています。
先日、米フェイスブックが社名を「メタ」に変更すると発表したというニュースが報じられました。 このニュースを聞いて、私はかなり驚きました。 というのも、世界的に名の知られた大企業が社名を変更することは、めったにないからです。
・するも A社は、世界的な半導体不足の影響を受け業績が急激に悪化するも、事業の多角化が功を奏し見事なV字回復を見せました(業績を立て直しました)。 ・含み 半導体世界最大手のT社は、EV市場参入に含みを残しました。
・きっての A氏は経済界きっての読書家として知られています。 ・ともされる A社は、創業の2004年以来ともされる厳しい状況に追い込まれています。
プロが書いた文章には切れがあります。 その理由はなぜか考えてみたところ、プロは語彙力が豊富なため、稚拙な言葉ではなく格調高い言葉を駆使して文章を書いているからだと気付きました。 例えば、「未満」という言葉があります。 「未満」と聞くと、関連す…
・踏まえ ・踏み込む ・踏み入る ・踏み出す ・踏み切る ・踏み外す ・踏襲
・追いつく ・追い込む ・追い上げる ・追随 ・追従 ・猛追 (関連語)猛進
・濃厚 A社のCEOには、B氏の就任が濃厚になっています。 ・伸び悩む 企業業績は好調にもかかわらず、従業員の賃金は伸び悩んでいます。 ・局面を迎える 中国は今、景気拡大局面を迎えています。
・くすぶる 新型コロナの感染再拡大への懸念がくすぶっています。 ここからは話題を変えて、IT企業の動向について書いてみます。 先日、米フェイスブックがメタバース開発人材としてEU域内で1万人雇用する、というニュースが報じられました。
今回も、自分が普段書かない表現を書いてみます。 ・たっての 部長たっての希望とあって、断るわけにはいかなかった。
普段あまり使わない言葉の練習をしてみようと思います。 ・余儀なくされる この半年間、緊急事態宣言の影響で休業を余儀なくされてきた飲食店は、今月末での宣言全面解除の発表を受け、営業再開の準備を急ピッチで進めています。 ・にじませる 苦悩をにじま…
先日、iOS14.8へのアップデート通知が来ていました。 これまでも時々アップデート通知が来ることはあったので、今回もそれほど気にせずアップデート。 ところが、アップデート後、iPhoneのバッテリー持続時間が異常に短くなっただけでなく、発熱までするよう…
逆光に透ける花 今日のお題とは無関係ですが、初めて写真を掲載してみました。 さて、話を戻して、早速また接続詞の練習をしていきます。 まず、「その意味で」。 ・スポーツの世界で活躍している人は、学業優秀ではなかったかもしれませんが、皆、頭が良い…
今日、近所にある大型書店に行ってきました。 よく立ち寄るコーナーは、語学、ことば、ビジネス、IT、手芸書などの売り場です。 今日も真っ先に語学コーナーに足を向けました。 一口に語学書と言っても、辞書から英会話関連、文法書、ビジネス英語、ニュース…
今週の初めに、取引先の翻訳会社からトライアル受験の依頼がありました。 この会社からはひと月ほど前にも別の分野の受験依頼があり、 その時は承諾して受験をし、無事に合格することができました。 しかし、合格したはいいものの、その後仕事の依頼は一度も…
今回は、接続詞の勉強は一休みして、ワクチン接種に行ったことを書こうと思います。 私の住む自治体では、本日より40~59歳までの住民も接種対象に加わりました。 運良くその初日に予約が取れたので、早速行ってきました。 ところが、今日は朝から土砂降り。…
今日も引き続き接続詞の練習をしようと思います。 「また同じ話題か、芸が無いな・・・」 と思われそうですが、自分の文章力を磨くために、ワンパターンではありますがもう少し接続詞の使い方を練習します。 では、早速。 まず、「よって」。 新型コロナウィ…
昨日に続き、接続詞を使う練習をしてみようと思います。 ただ、例文を考える前に、昨日書いた「だからこそ」の使い方が誤っていたのではないか、と少し不安になってきました。 接続詞の指南書『接続詞の技術』には、接続詞「だからこそ」は 発想の転換を印象…