書くことの難しさ
納品した後に自分の訳文を読み直すことは、なかなか勇気のいることだと思います。
上手く訳せている箇所はあるものの、たいてい目に付くのは下手な箇所です。
読んでいて突っかかる、
文末が単調、
修飾関係が不明瞭、
論理が自然に流れていない(全体として何を言いたいのかわからない)
などが多く見受けられて、結構落胆します。
したがって、納品後の訳文はできる限り忘れ去りたいのですが、それではいつまでたっても力が付きません。
なぜ上記のような難点があるのか、それらをどうすれば解決できるのかを吟味する必要があります。
そこで、まず、文末が単調になる件を考えてみたいと思います。
具体的には、
~です(あるいは、~ます)が連続する、
~できます、が連続する、
などです。
修飾関係が不明瞭というのは、多くの場合、およびとかまたはを使って並列関係を表している文で見られます。