文章の練習
プロが書いた文章には切れがあります。
その理由はなぜか考えてみたところ、プロは語彙力が豊富なため、稚拙な言葉ではなく格調高い言葉を駆使して文章を書いているからだと気付きました。
例えば、「未満」という言葉があります。
「未満」と聞くと、関連する言葉としてすぐに「以下」や「下回る」などを思いつくのではないでしょうか。
ある基準より数値が低いことを意味しますが、語彙の貧弱な私は、数値の増減を表現するときは「未満」「以下」「以上」くらいしか思い浮かばないかもしれません。
ところが、この意味を表す言葉として、新聞記事にはよく「割れる」という語が出てきます。
この「割る」は、「未満」と同じ意味ですが、格調が高い印象があります。
このように、プロは豊富な語彙を使いこなして切れ味鋭い文章を書いています。
自分も日頃からこうした点を意識しながら文章を読んで、文章力向上の糧にしたいと感じます。